野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

日の丸が揚がった試合は満足 : ソチオリンピック

      「ソチオリンピック:12日まで銀2個、銅1個」
ここ数日、暇を見つけてはソチオリンピックをテレビ観戦している。録画は既に結果が判っているので基本的にみない。
昨日(12日)、女子カーリングの対ロシア戦をみた。いつも思うのだが、この競技、ついつい最後までみてしまう。
今回は途中からスキー複合に切り替わり最終エンドは見れなかったので、すぐにパソコンに切り替えると、各エンド毎の
ポイントは表示されていたものの、チームのストーン位置までの表示がない(プロ野球のパソコン表示形式になると
面白いのだが)ので、パソコン上のカーリングの試合はちっとも面白くなかった。でも最終的に格上といわれるロシアに勝った。
カーリングは頭脳の勝負で正確なショットを求められ、ミスした方が負け。テレビの大写しになる選手の顔を見ていたら、
美人揃いのロシア選手の方に、ミスが素直に顔に出ているように何となく見えた。
この競技を観戦していると、試合のペースがゆっくりなので、上手い解説につられて素人なりにだんだん理解していく余裕がある。
だから素人なりに分かっている積りになってくるが、選手のなげるストーンの方向と自分なりに思った位置と違う場合(良くあるが)
、その意図が良く分からずじまいとなる。つまり、実際の試合は素人が考えるよりはるかに奥が深い競技なんだろう。
それでも暫らく見ていると面白さでドンドン引き込まれていく。後攻の方が優位なので、終盤になると故意に相手チームに
勝ち点を挙げさせ、最終的に勝つ段取りとなるなど、その面白さに引き込まれた。まさに映画で言うサスペンスのようだ。

次に見た、 ノルディック複合はトップ争いの最中だった。渡部暁斗選手がドイツの選手を抑えてトップ走行中。その差は0.5秒。
第2集団までは20秒ほどある。ともに必死にレースを引っ張っり、途中、ドイツの選手にかわされるが、また抜き返す渡部選手。
どうかなと思ったが最終的に2位でゴール。1位のドイツ選手共々ゴールすると雪面に倒れこんだ。相当にしんどい試合だったのだろう。
この間、レーストラックの沿道で盛んに降られる各国の国旗が印象的だった。
カーリングと言い、ノルディック複合と言い、良い試合をすると、日本人である事を強く意識させられる試合で感動してしまう。

オリンピックのこんな時ぐらいしか、日の丸の旗が盛んに降られる光景を何の違和感もなく見ることができる機会は少ない。
戦争が終わり、田舎に住んでいた頃の祝日は、家の玄関には必ず日の丸が掲げられていたが、田舎を出てから日の丸を見る
機会が非常に少なくなった。一方、海外に行くと、特にアメリカなど、祝日でなくても街のあちこちで国旗をよく見かける。
最近、日の丸に対して色々な感情を持つ人もいて、日本では日の丸が素直に受けいれられない面もあるようだが、それでも
外国旅行中、突然日の丸をみるとジーンとくるものがある。ましてや各国代表が競い合うオリンピック競技場に揚がる日の丸
は感激ものだ。


昔、モトクロスを担当していた頃、なかなか勝てなかった欧州チームの支援に欧州各地を何戦か見て回ったことがある。
まだ、欧州統合チームが構成されていない時期だから、国別にその国のトップライダーをチームに迎えて各地を転戦する世界選手権で、
当時は英国をベース基地としていたが、欧州各地のレースに参戦しレースが終了するや否や素早く後片付けしレース場を去るのが常だった。
ましてや、その地で勝った時などそれこそ素早く片付けしサッサとトラック移動していた。何故だと聞くと、英国選手が勝った事に
不満を抱く現地のファンからどんな仕返しを受けるか分からないと言う。だから、レースが終ったらサッサとその地を去るのだそうだ。
笑い話にように聞こえるが、各国の民族意識や国旗に対するロイヤリティには凄いものがあるんだなを感じてきた。もう昔の話だが。


特に世界各国のトップライダーが集結して戦う”Motocross of Nations ”は国別モトクロス対抗戦なので、その傾向が強くでる。
欧米で開催される競技の常として、自国の旗や代表ライダーに対するロイヤリティは日本にいると想像も出来ないほどの興奮状態になる。
マシン供給側はどのメーカーであれ、欧米の観客にとっては、自国選手が勝てば良く、自国の旗が最上に掲げられるのがベストであって、
自国に対するロイヤリティさは異常なほど露骨に出る。自国に対する忠誠心、愛国性は欧州人にとっては極普通のことで、メーカー色を
前面に出すことはまずない。各国の代表選手が出場するために国別フラッグが最優先する。
この辺りは、石器時代から今日まで絶えず戦争を繰り返しながら発展してきた欧州各国が、戦争の少ない安定した世界を構築してきた名残と
いえばそうかもしれない。