昨日(22日)の夜、たまたま付けたNHKの「でニュースウォッチ9」でホイットニー・ヒューストンが歌っていた。それも長い時間を割いてホイットニー・ヒューストンを放送している。聞いていると、ホイットニー・ヒューストン没後10年の映画が公開されたのだそうだ。あの圧倒的な歌唱力を引っ提げて世界を凌駕した歌手だったので、私も好きな歌手の一人だった。なんで今頃、NHKが昔の歌手の映画を取り上げて放送するのかは聞きそびれた。
ホイットニー・ヒューストンが死んだのは、2012年2月11日 、48歳の若さですこし衝撃的な死に方だったこともあり。新聞に取り上げられていた。それよりも、個人的には彼女が主演した「ボディガード」は良い映画だったと今も思う。ストーリーも上手く出来ていたし、アメリカの大スターはこんな危険性も現実にあるかもしれぬなーと妙に感心して見た。ホイットニー・ヒューストンが歌う「I Will Always Love You」は身震いするほどに素晴らしかったのだが、ケヴィン・コスナー演じたボディガードが自宅に飾っていた日本刀に絹のハンカチが触れて切れたシーンの方がより印象深く覚えている。
確か、彼女がアメリカ国歌を歌った有名なシーンがあるはずと思い出し探してみた。1991年、第25回スーパーボウルが開催されたTampa Stadium でアメリカ国歌を斉唱し、最高の国歌斉唱と称されたビデオなんだが、1月27日、アメリカがイラクとの泥沼の戦争を始めてから10日目だそうで、73,000人の観衆の前での国歌斉唱はまさに圧巻だったと報道されていた。
Whitney Houston - Star Spangled-Banner
思い出したが、丁度、湾岸戦争が始まる前ころに、アメリカ駐在のエンジン担当営業のMさんと世界最大の機械メーカーのJD社を訪問する機会があって、そこの幹部と昼食をともにした際、ひょんなことからアメリカ政府がイラクに侵攻する可能性について聞いたところ、かなりの確率で参戦するし参戦には賛成だと言う事だった。日本にいると、イラク進攻等はきな臭い話ではあるが戦争突入には至らないと考えていたのと大違いだった。アメリカ人の国家や戦争に対する認識は日本とこんなにも異なるものかと、これが民主主義の頂点にいると自負しているアメリカの一般的な考えかと思い知った事を覚えている。
その当時、日本人の国家感は世界中で最低にランクされている、との報道にあった。国家を戦前の軍国主義と混同してしまって、国家という概念は古くて危険なものだという意識が何処かに植え付けられたようで、国家とか国旗とか言うと何か犯罪でもあるかのような意識が戦後ずっと付きまとってきた。大東亜戦争で日本は負けてしまったので、国家を自虐的に見てしまいがちになったのかもしれない。何かあると、自虐的に発言するコメントをネットで見る機会が多くなっているようだ。今はどうか知らないが、当時、「もし戦争が起こったら国のために戦うか」という問に対する各国の回答結果がネットに投稿されていたが、「はい」の比率が日本の場合、15.6%と、世界36カ国中、最低だった。敗戦国のドイツやスペインも同様な傾向にあるとの事だから、日本の近頃の若者が軟弱になったと言う事では無く、戦争はもうこりごりだという感情が強いためと単純にとらえるのがよかろう、とある。・・・それはそうだと思う。国家とは抽象的で実態がつかみにくいが故に、国家のために戦うかと詰問されてもノーとなるのは理解できる。
まだ、昭和20年代中期、日本が戦争に負けて、私の田舎の空にP-38 ライトニング が飛行している中でも、日本の祝日には玄関に国旗を掲げてきた。しかし、気がつくと何時のまにか、国旗及び国歌に関する法律が制定されているにも関わらず、国旗掲揚そのものが議論の対象に変わってきている。