野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

大相撲9月場所、前半戦

大相撲9月場所も18日で8日目になった。
横綱大関の全勝者は誰もおらず、前頭北勝富士 が唯一全勝で頑張っている(8日目も勝った)。5時以降の後半戦からし大相撲中継を見ないので、相撲が終わった後に報道されるNHKの動画をみて確認している。動画と言えば、今場所の相撲で最も気になっている力士は朝乃山 。幕下15枚目なので、これもNHKの動画を見るだけだが、元大関 と相撲を取る幕下力士との力量差があまりにも違い過ぎて、なんだか朝乃山 と組まされた力士が可哀想になってくる、そのくらいの力量の差が歴然とある。

今場所、横綱大関が、特に大関がピリッとしないが、見応えある相撲も結構あるので、その中から印象に残った一番を書いておこう。
その一番だが、最もビックリした相撲は、4日目の宇良と宝富士の一番。  
 
宇良が突然、宝富士の脇の下に頭を入れ、そのまま思い切りのけぞると、宝富士の左腕を掴んで投げた。一瞬で決まったので、何が起こったんだろうと良く分からなかったので、何度もNHKの動画を確認した。場内放送は「伝え返り」と発表した。20年前に朝青龍がくりだし勝った相撲だそうだ。宇良の相撲は動きが早く何が起こるか良く分からないで注意して見ているが、今回の「伝え返り」も始めて見た。これに似た技を宇良は時々思い出したようにとるが、宇良以外には絶対取れない相撲だと思う。今場所、更に大きくなった宇良があんなに切れ技鋭い相撲がとれるんだとすれば、体の柔らかさと足腰の粘りのなせる業だと思うとますます目が離せない。この相撲は長年大相撲を見続けた中でも大一番だと思うと、得した気分になった。

次は7日目の豊昇龍 と翠富士の一番。
立会いは両者とも遜色なかったように見えたが、一瞬の素早い翠富士が頭をつけて豊昇龍の懐に入り、そのまま防戦一方の豊昇龍を土俵際まで追い込む。そこからも翠富士が一方的に追い込み、左腕を決められた豊昇龍は防戦一方。その後も翠富士が攻め続け左上手を取ると半身になった豊昇龍を土俵下に押し出した。土俵下の豊昇龍は暫らく動けず。身長171㎝で体重114㎏の小柄な翠富士の俊敏な動きに相撲巧者の豊昇龍は何もできず防戦一方。小柄な石浦や炎鵬 の相撲も何度も見たが、翠富士の相撲には力強さに俊敏さが加わり強い。大型力士には滅法強い豊昇龍を力相撲で土俵下に追いやったのだから、久し振りに手を叩いた。

それにしても、大関2人組は弱い。
初日の正代、御嶽海は、その相撲に”おっ”と思う相撲をとったが、その後は最悪だ。とくに正代の相撲には覇気を感じない。3日目対戦した初顔の小兵翠富士には思い通りに攻められ土俵下まで吹っ飛ばされた。昨日も今日も負け方が余りにも悪過ぎる。初日1勝しただけの正代は7連敗で負け越しは必至。多分、来場所カド番の繰り返しだろう。今場所カド番の御嶽海も同様に、かっての体を押し付けて相手に相撲を取らせず押し出す場面が全く無い。諦めが早いのかズルズル悪い方向に向かっている。一方、今場所の貴景勝の相撲は兎に角ガムシャラに必死に突き進んでいる。捕まえられると何もできずに負けるが、それまでの相撲は元気が良い。正代、御嶽海も貴景勝のような必死に相撲を、そして勝つことに執念深い相撲を取ったらいいのにな~と素人ながら思うが、多分できないんだと思う。正代は御嶽海より状態が悪く、無気力に負けて下を向いて土俵から下りる正代をみると、なんとかせ~よと情けなく感じる。

今場所で気になった力士は若元春と豊昇龍、霧馬山に3人に若隆景の相撲。弱くて無気力相撲に見える正代・御嶽海の相撲を見せられると尚更、彼らの相撲の相撲の一番一番を楽しみに9月場所の前半戦をテレビ観戦している。