野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

大阪場所始まる、2025

今日(3月9日)から大相撲大阪場所が始まる。
今場所の話題は、先場所優勝し横綱に昇進した豊昇龍の相撲だと思う。専門家による大阪場所展望を読んでも話題の主は豊昇龍。我々素人の大相撲ファンもそのように思う。展望解説の中でも、そのように思うと感じた解説はNHKの「舞の海×西岩親方 大相撲対談」だ。その中での横綱昇進の豊昇龍については「最後の最後、優勝決定ともえ戦の2番目の相撲。あそこで横綱をつかんだのかなという感じがしますね。劇的でした。ただ横綱昇進ということを考えれば、平幕に3敗していますし、全国の相撲ファンがすべて納得しての昇進ではなかったと思うのですよ。そういう意味で、次の春場所は真価が問われると思います。連続優勝して文句なしというところを見せてほしいですね」と解説し、同じくここ数場所、期待されながらも中途半端な結果に終わっている大の里については舞の海西岩親方も同じ意見で「大の里のほうはまだまだ雑ですね 」と言っている。加えて、王鵬 と尊富士にも期待していると言っている。全くの同感である。

当ブログでも、豊昇龍横綱昇進については「豊昇龍は初場所中盤に平幕に3敗を喫し、3場所前は8勝どまりで、中盤まではこれが横綱かと疑問視する意見もあったとあるが、しかし千秋楽、本割で大関琴桜を、優勝決定戦で金峰山と王鵬を圧倒的力強さで打ち負かし連勝し、この3連戦の強さが横綱を確かなものにしたと思う。それほど、いざと言うときのモンゴル力士の強さ、勝負に掛ける集中力は見事だ。だが、横綱昇進へ慎重意見としてあった、平幕3敗の事実が示すように、15日連続して初場所千秋楽見せたような集中力を維持するのは並大抵なことではないように思えるし、前途洋々よりむしろ前途多難の相撲が待っているような予感がする 」と、期待より不安が大きいと書いた。また大の里については「残念な相撲に終始した相撲取りが大関大の里。実力は各界一だと称されるが、平幕に圧倒される相撲では仕方あるまい。 我々相撲ファンの素人にも分かるが、大の里の立ち合いが中途半端で踏み込みが甘く、上体だけで差しにいっているし、相手力士も右を差されると簡単に押し出されるのは分かっているのでこれを防ぐ相撲を取る。今場所の大の里の相撲は、動きがバラバラで大味な相撲になっているので一点集中の相撲で抑えられると勝てない。豊昇龍に首投げで投げ飛ばされた相撲なんか、なんで同じ負け方するんかと首をかしげてしまった」と書いた。大相撲解説の親方の意見と我々素人の相撲ファンの相撲の見方もほぼほぼ同じ内容で多少びっくりしたが、世間の相撲ファンも同じ考えだ思う。
 
特に、その実力は現大相撲界NO1と言っても可笑しくない大の里については、ここ数場所、テレビの前でハラハラしながら観戦しているが、期せずして、昨日(8日)のNHKの「どすこい研」で師匠の二所ノ関親方が大の差について「豊昇龍の横綱昇進に刺激を受けたのか、今場所前にはいつもの2倍も、3倍も稽古していた」と言っていたが、その通りの相撲になっているとすれば、大いに期待し安心してテレビ観戦できる。

ところで、モンゴル出身の豊昇龍については、叔父が元横綱朝青龍と言うこともあり、本人が希望するしないかは別にしても比較する論説が多々ある。その中に、元大関魁皇(浅香山親方)がモンゴル力士の相撲について上手い解説をしていた。それは日経の「新横綱・豊昇龍の叔父、元朝青龍という男(浅香山博之) だが、その中に「叔父の元横綱朝青龍は負けん気が強く、気性の激しい力士だった。現役時代に高砂部屋に出稽古に行った際、そろそろ切り上げようとすると、まだ黒まわし(幕下以下)だった朝青龍が「もう一丁お願いします」と食らいついてきた姿が忘れられない。誰よりも強くなることに貪欲だった。
モンゴル出身力士全般にいえることだが、勝ちへの執念もすさまじかった。象徴的だったのは2004年名古屋場所琴ノ若(現佐渡ケ嶽親方)さんとの一番だ。琴ノ若さんの左上手投げに空中で裏返しになりながらもしがみつき、ブリッジのような体勢で残した」と、書いている。ここにある、「勝つことに対する執念」がモンゴル力士の特徴だと書いているが、幾つかのスポーツ観戦しながら思うに、それは一部の日本人アスリートに欠けているポイントを上手く表現しているようにも感じた。スポーツに限らずビジネスもそうだが、競争している以上、成果を出すことが求められている。縦一列に優劣が決まり、どれが、誰が最も優れているかが、多くの観客の目の前で常にはっきりする。つまり、相手をやっつけることが目的で、それは 「結局は結果」 に収束するし、その思いが大相撲で言えば、モンゴル力士の方が優れているんだろう、とこういう風に書いたり、話したりすることが一部では禁句かもしれない。